publicとpolicyとpowerと

技術と政治について書いていきます

新しい公共の担い手になる

前回の投稿から時間が過ぎてしまいました。この間プロダクトの検証を続けていたのですが、方向性を変えることとしました。 当初は政策立案のプロセスや内容を変革するプロダクトを目指し政治家を対象とした事業を構想していました。しかしその後の社会を眺め…

追い風が吹く公共領域を結実させる存在に

昨日はミクロな視点から「追い風が吹く公共領域」という内容を書きました。もう少しマクロ視点に立って今後2~3年でどういう流れが起きるのか、その中で自社あるいは自社プロダクトがどういう立ち位置を担っていきたいのか、について書いていきます。 公共へ…

追い風が吹く公共領域

3週間ぶりの投稿となりました。この間、サービスイメージをコンセプトレベルでまとめつつ、簡易的なsalesと合わせて、政治家の方にヒアリングを重ねました。現在は方向性を修正しながら、早期に再度プロトタイプとβ版のリリースをすることを目指しています。…

本組織(p3株式会社)が目指していること

以下、詳細は「xx」にて表現して隠している部分もありますが、いまの考えを率直に書きました。何度か書いている話も混ざっていますが、社会面・事業面の視点で何を目指しているのか、同じような話を今後していく基本資料として残したく、筆をとりました。 「…

エンジニアとの接点を増やす

いまはFacebookを通じてお会いしたエンジニアの方と、そこにUX企画およびIA(Information Architecture)を仕事としている方も加わり、4名ほどのチーム(全員本業との兼任)です。7月半ばにはもう1名学生が諸々のオペレーション担当で入ります。 フェーズとして…

渋い領域

先日はSaaS界のレジェンドからアドバイスを頂く機会がありました。改めていま何を大事にするべきかにフォーカスすることができました。以下がその内容です。 「課題認識を持っているカスタマーが実際にどのくらいいるのか」「 お金がどのくらい払えるのか」…

プロダクトというアプローチの理由2

「それらの核となるプロダクトを第一弾で開発しているわけですが、なぜプロダクトに拘るのか。それはこれまでこの世界は属人のスキルやネットワークに基づくルールがあり、社会としての知見が蓄積できていなかった、ということに問題意識があるからです。そ…

なぜ公共政策領域か

なぜ公共政策領域を対象と考えているか、ストレートに記載した記事が無かったので改めて書きます。きっかけは東日本大震災に関連する仕事です。 東日本大震災については、それ自体が大きな課題の山だったということもありますが、更にいうと課題先進地と呼ば…

未経験なプロダクト開発を進める指針

わたしはプロダクト開発の経験がありません。よって、いまのプロセスは「人に話を聞く」「本を読む」「ウェブで調べる」「実際にやってみる」の4つを組み合わせて進めています。その中で「カスタマー」と「カスタマーが抱える課題」「本当に求めているもの」…

プロダクトというアプローチの理由

公共領域のVertical SaaS提供を通じて「公共政策情報を人とテクノロジーの力で効率化し、ルールメイカーを伴走する」ことから着手しますと書きました。もう少しいま目指している世界観と、なぜプロダクトというアプローチなのか、を書いてみます。 いまはま…

与えたい「安心感」という価値

前回、情報のアクセシビリティへのチャレンジと、信頼関係のチャレンジを書きました。どちらかというと機能面の話が多くなったので今回は改めて、本事業・プロダクトを通じて、カスタマーに与えたい価値を感情面から整理しました。 それは「安心感」です。 …

公共を変革する技術とデザインと

今日はカスタマーを絞った背景とカスタマーの抱える課題について書きます。 当初はルールメイカーに顧客を絞るということを決めた所から構想はスタートしています。今後の社会のあり方を考える上で、何がセンターピンかということを長い間模索し、それは公共…

Publicのプレゼンス

今日もあるエンジニアの方と、事業構想について簡単に説明をし、今後の社会のあり方について議論をしました。その方に言われたのは「社会における政治のプレゼンスは今後どうなるのか」という点です。この点は非常に重要で、なぜこの領域なのか、を説明する…

Legal techよりLaw makeをhackする

リーガルテックが話題になることが増えました。最近だと弁護士ドットコムのクラウドサインが注目されました。この分野は引き続き多くのプレイヤーが集まりますが、法律を出来た側から見るのが弁護士業界であり、それをテクノロジーで効率化するのが「リーガ…

エンジニアが公共の世界で出来ること

「エンジニアが公共の世界で出来ること」はたくさんあると、今日もエンジニアの方と盛り上がりました。 その理由は、そもそも公共と技術は遠い存在で、むしろ相反するものとして捉えられて来たこと。結果として、公共に技術者の方々が入ってくることが少なか…

publicとpolicyとpowerと

技術と公共、技術と政策、技術と権力。それぞれ対比的な概念として捉えられることが多いです。しかしその差を埋めることが社会の前進に繋がり、技術者の方々の力をより社会に活かすことができます。 最近、権力の終焉を読みました。これは2013年にマーク・ザ…

簡易プロフィール

ピースリー(p3)株式会社(設立準備中) public(公共)・policy(政策)・power(権力)の再定義を目指す 公共領域のVertical SaaS提供を通じて「公共政策情報を人とテクノロジーの力で効率化し、ルールメイカーを伴走する」ことから着手します このブログは特に技術…