publicとpolicyとpowerと

技術と政治について書いていきます

追い風が吹く公共領域

 3週間ぶりの投稿となりました。この間、サービスイメージをコンセプトレベルでまとめつつ、簡易的なsalesと合わせて、政治家の方にヒアリングを重ねました。現在は方向性を修正しながら、早期に再度プロトタイプとβ版のリリースをすることを目指しています。今日は、エンジニアの方や、既存のチームメンバー、そして、投資家の方とも話す中で、いくつか見えてきたことがありましたので、書いていきます。

1. エンジニアの方が想定以上に興味を持ってくれる

 これは当初の予想していませんでしたが、何らかの機会を作って会えたエンジニアの方には高い確率で興味を持ってもらえています。話している感じだと、領域として珍しいことや、何らかの課題感を公共領域に対して持っていることが要因として挙げられます。当然興味を持つこと<パートタイムで関わること<フルタイムでコミットすること、それぞれには超えられない壁がありますが、レッドオーシャンなエンジニア転職のマーケット事情を考えると、基本的な方針としてはまずパートタイムからご一緒し、お互いのフィット感を確認して、期待値のすり合わせをした結果として、フルタイムのコミットへ移行していくという形とすることが、自分の中で決まりました。まずは興味を持ってもらえる必要がありますが、その点、技術を生かして社会に価値を出していきたいという方には、非常に良い領域だと考えておりまして、マス的な受けはないかもしれませんが、確実に刺さる方々がいるということを体感しており、引き続き、ご一緒したいチームメンバー候補の方々の認知を取り続けることを目指していきます。

2.スタートアップを支える環境が整っている

 まず無償で使える良いサービスが多いです。これまで感動したのはSendgridとdropbox paperとbalsamiqですね。Sendgridはカスタマーごとのメール配信後のリアクションを簡易的に測る目的で、dropbox paperは数多くの方と会う中でのagenda管理とdocument化をする目的、balsamiqはプロトタイプを作成する前段階のラフデザインの構築が目的でした。それぞれ無償とは思えないほどのユーザー体験をもたらしてくれており、何もない環境からスタートするハードルは本当に下がっているということを実感します。また調達環境も良いことから、投資家の方を中心に比較的前向きに話を聞きつつ、建設的な議論をしてくれています。動けば動くほど、いまの時代においてやらない理由を探すのが様々な面で難しくなっていることを感じる次第です。

 3.公共領域のスタートアップが増えつつある

 そうはいってもまだ3社程度ですが、確実に増えています。これはいくつか要因があると思いますが、日本においてスタートアップに関する外部環境が整っているのは上記の通りですが、結果、内部的なモチベーション/動機を持てるかどうかが、差を生むことになり、その中で公共領域はまだスタートアップが進出しておらず、やる意義を見出しやすい領域と言えることが大きな点です。もちろんそれは落とし穴になりえる面もあり、「誰の」「何の課題を」「なぜ」解決するのか、そしてそれは「自分たちにしかできないのか」を掘り下げなければ、汎用的で誰にも使われないものになります。それは自戒も兼ねて徹底的に追求しますが、いずれにせよ全体としてはプレイヤーが増えて切磋琢磨できる環境になるのは良いことで、今後もいくつか出てくるでしょう。

結論:まずはパートタイム的からご一緒しましょう!

公共領域に馴染みがない方で、何となく気になるという方は、まずはパートタイム的に関わることをオススメいたします!その点、我々とは開発をご一緒しながら、公共領域について基本的な事項から最新のトレンドまで多くをお伝えできると思いますので、この領域でいつかはやってみたい方(特にエンジニアの方)は、是非お気軽にご連絡ください!上記の通り、プレイヤーが増えてくる環境の中で、いち早くユーザーの深い支持を集める必要があるため、そのための強い開発チームをぜひ一緒に作れたと思います。