publicとpolicyとpowerと

技術と政治について書いていきます

新しい公共の担い手になる

前回の投稿から時間が過ぎてしまいました。この間プロダクトの検証を続けていたのですが、方向性を変えることとしました。

 

当初は政策立案のプロセスや内容を変革するプロダクトを目指し政治家を対象とした事業を構想していました。しかしその後の社会を眺めたときに、また今の現職の経験を踏まえて、政策立案をした後の実行主体・担い手のキャパシティに大きな課題があると気づくようになりました。そして政策立案のプロセスと質も重要ですが、その実行主体の課題の方がより大きいと捉えるようになっています。その課題解決のアプローチはいくつかありますが、キャパシティビルディングのためのサポートなどではなく、より直接的に新しい公共の仕事を創り、自分たちでその仕事の受け皿になって行く。その担い手を巻き込み、育て、課題解決につなげて行く、そんな事業と組織を創りたい、と考えています。

 

前回の投稿では提案力と受け止め力、そして、実行力という3点をあげましたが、その実行力に重きを置いていくスタートを切るということです。よって「政策、人材、技術の3つを通じて、公共と政策を変革する。テーマ横断的に新しい公共を担う団体として拡大を目指し多様な手段を取る」ことを方針とし、「新しい公共の事業を創り、仕事とすることを通じて、社会と働き手の要請に答える受け皿となる」「結果、合理的で利他的な社会を創る。そのビジョンに向けて、政策提言と公共事業の担い手として、日本および世界に貢献することをミッションとする」という形を取って行きます。